プログラム
プログラムで取り組むこと
私たちのプログラムには全年齢を通しての共通目標があります。
それは、
北欧の教育プログラムを通して 「自分の幸せの定義」を探究する力を身につける
ということ。そのために、下記の要素をプログラムに横断的に散りばめ、多角的・多面的な関わりを可能にしています。
• 言葉と表現方法(話し方)
• 遊びと運動
• 対話と共同作業(グループワーク)
• 社会性の熟練
• 自然との触れ合いと自然現象の理解
• 頭の使い方
• 音楽、色彩
就学前教育プログラムSFOminiの主な内容
SFOmini , 0年生とは、北欧デンマークで、就学前の年中~年長の子どもたちに、小学校準備と言われる接続期に
「小学校の入学までに時間割で生活することに慣れつつ、大人と対話する力、座って集中する力」を養うために、
現在、幼稚園で実際に導入されている制度です。
SFOminiは年中後半の約3ヶ月程度と、年長(0年生)1年間を合わせて1年3ヶ月のプログラムで構成されています。
セクション1 SFO(エスエフオー)集中タイム
SFO※(SFO=Skole Fritids Ordningの略)
自由遊びを通して「自分が集中できるスタイル」をみつけ自己選択・自習の習慣化を促します。
ゆっくり本を読む空間、ペンを持って紙と向き合うための準備、一人で集中できるスタイルは一人ひとり異なります。
音楽がかかっている方がいい?静かな方がいい?色々試して、集中する時間を少しずつ、少しずつ延ばしていきます。
セクション2 サークルタイム
北欧では当たり前の対話を実現するためにも、このサークルタイムは欠かせません。
その日ごとのテーマに沿って対話が進みます。
自分の思ったこと、相手の言葉への感想などを素直に場へ提供していくことはプレゼンテーション力や、表現力につながっていきます。
先生と子どもたちが同じ視線でフラットに語り合うのも特徴です。
セクション3 ラップアップ
1日の終わりに大切なのが「振り返る」こと。
北欧流のお片づけを通して、整理整頓、清潔、周りへの気遣い、協同を学びます。
また、今日は何をやったのか、どんな気づきがあったのか、どんなことを言葉にできそうかをサークルタイムも再度実施します。
インプットのあとはアウトプットが大切ですよね。
プロジェクト
プロジェクトとは、毎月用意されるテーマにそって約1日〜1ヶ月単位でさまざまな角度から独自の表現に取り組み考動することへの意欲と好奇心をもたせます。
特に、日本の歳時記や、海外のイベントデーなど、インターナショナルな側面も組み込みつつ、ものづくり、鑑賞、研究など幅広い視点からプロジェクトに参加し、チームづくりや役割なども体験します。
上記のベースとなるセクション1−3とプロジェクトに加え、年間4回ほど、スペシャルプログラムを提供します。
プログラム内容は様々な要素が含まれていますが、以下に、代表的なものを3つご紹介いたします。
スペシャルプログラム MIKKE!(ミッケ!)
MIKKE!(ミッケ!)
四季がある日本ならではの取り組みです。
季節の移り変わりをじかに触れたり、発見し、表現や理解向上を目指します。理科、科学、生物、色彩など、
五感を通して自分と周りとのつながりや、関係を学びます。
※スペシャルプログラムの費用は月会費に含まれます。資材は別途要となります。
スペシャルプログラム 対話
家庭や園生活など以外の大人と触れ合う機会や、様々なプロフェッショナルと出会い、対話をゆっくりと進めることで、人に臆せずコミュニケーションをとることを目指します。
とかく、「上手に喋ろう」「きちんと話そう」という方法論に進みがちですが、最も大切なのは「話す勇気・自信」を育てることです。
プログラム全体に対話は散りばめられていますが、スペシャルプログラムとしても「対話」の時間を創出します。
スペシャルプログラム 礼節・言葉づかい
日本の文化であり、誇れる良さの特徴である礼節や言葉づかいを大切にすることで落ち着きや思いやり、感謝を学びます。
ご挨拶、敬語、丁寧語、整理整頓・・・季語や、俳句などからも日本語を学びます。
少し背を伸ばす姿勢をとる時間は、自立に向けてとても大切な時間です。
【2020年始動・準備中】小学生全学年向けアフタースクールプログラムSFO
デンマークには、もちろんアフタースクールが存在します。
「アフタースクールに行くから学校に行くよ!」なんて子どもたちが言うくらい、大好きな時間です。
わたしたちは、現在小学生向けのアフタースクールプログラムを開発中です。
低学年から高学年まで、その遊び方・関わり方は千差万別。
個々人の成長に応じて、ベーシック、アドバンスの2段階のプログラムをご用意予定です。
中学生になる前にポータブルスキルを増やすことを目標に、より高いコミュニケーション力の習得を目指します。